FXで利益を出せるようになるためには、「勝てる型」を持つことが非常に重要です。特に初心者のうちは、根拠のないトレードを続けて資金を減らしてしまう方が多く見られます。
私自身も、かつては“なんとなく”のエントリーで負けを繰り返していました。
そうした中で出会ったのが、「ラウンドナンバー手法」というシンプルながら奥深いトレード手法です。この手法は、相場で意識されやすい“切りの良い価格帯”に注目することで、反発のポイントを捉えやすくなります。実際、私はこの手法を使って安定的に利益を積み上げ、月収20万円超えを実現できるようになりました。
この記事では、初心者でも実践可能なラウンドナンバー手法の基本から応用、そして失敗を避けるための注意点まで、具体例を交えてわかりやすく解説します。

ぜひ最後までご覧いただき、日々のトレードに活かしてください。
これからFXを始める初心者に観てほしい動画です。
ラウンドナンバーとは?相場で意識される理由と具体例
ラウンドナンバー=切りの良い価格帯
ラウンドナンバーとは、相場の中で「150.000円」や「155.000円」といった、末尾に「000」がつくような切りの良い価格帯を指します。これらは単なる数字の並びではなく、トレーダーの心理や注文が集中しやすい、いわば「節目」のような存在です。
具体的には、「150.000円」や「160.000円」といった整数だけでなく、「150.500円」や「155.500円」などの“00”や“50”がつく価格も意識されやすいポイントです。私自身はこの中でも特に「00」のラウンドナンバーを重視しています。
なぜこれらの価格が注目されるのかというと、初心者からプロトレーダー、さらにはアルゴリズム取引まで、多くの市場参加者がこれらの水準に注文を集中させやすいからです。
私がトレードを始めた当初も、「どこで入ればいいか分からない」と迷っていた中で、こういったラウンドナンバーを基準にすることでトレードの軸ができるようになりました。
ラウンドナンバーは、誰にとっても“視覚的に分かりやすい水準”です。そのため、自然と反発やブレイクの動きが起こりやすく、相場の節目として非常に有効なポイントになります。
なぜ反発が起きやすいのか?市場心理とテクニカル要因
ラウンドナンバーで反発が起きやすいのは、市場参加者の心理的な集中と注文の偏りが影響しているためです。キリの良い価格帯では、利確・損切り・逆張り注文などが密集しやすく、一時的な値動きが大きくなりやすい傾向があります。
特に「00」のラインでは、ロング勢の損切り注文や、逆張りを狙った新規注文が多く発生するため、一時的に大きく下がった後に勢いよく反発するケースが頻繁に見られます。
私自身のトレードでも、150.000円を割って149.950円まで下がったあと、150.200円まで一気に戻るといった展開は何度も経験してきました。
また、ラウンドナンバーはテクニカル的にも水平線として機能しやすいポイントです。特に上位足(4時間足や日足など)で明確に意識されている価格帯であれば、反発の精度がさらに高まります。ラウンドナンバー+上位足のサポートが重なる場面では、エントリーの根拠が複数揃うため、勝率の高いトレードが期待できます。
このように、ラウンドナンバーは心理的・テクニカル的な要因が重なりやすく、反発の起点になりやすいのが特徴です。だからこそ、初心者でも視覚的にわかりやすく、実践に取り入れやすい手法としておすすめしています。
実践で使える!ラウンドナンバー手法のエントリールール
3段階の分割エントリーで反発のブレに対応する
ラウンドナンバー手法を効果的に活用するためには、3段階の分割エントリーが重要です。一度のエントリーで狙い撃ちするのではなく、反発のズレに備えて段階的にポジションを取ることで、リスクを抑えつつ精度を高めることができます。
具体的には、以下のような形でポジションを分割します。
- 例)150.000円のラウンドナンバーを意識する場合
→ 150.050円、150.000円、149.950円の3段階でエントリー - それぞれ5pips間隔でエントリーを分けることで、多少のズレにも柔軟に対応可能
- 分割することで「入り損ね」や「誤差による損切り」を避けやすくなる
私も以前は一発勝負をしてチャンスを逃していましたが、分割エントリーに切り替えてからはエントリーポイントを広くカバーできるようになり、勝率が安定しました。

初心者の方は、まずは1000通貨などの少額で試して、ポジションを分割する感覚を養うことをおすすめします。
値幅のある下落からの反発を狙う
ラウンドナンバーでの反発を狙う際は、その前にどれだけ下落してきたかという「値幅」を確認することが大切です。しっかりとした下落があってこそ、その反動による反発も期待しやすくなります。
目安としては、50pips以上のまとまった下落があった後のラウンドナンバー到達が理想です。例えば、151.000円から150.000円まで下げてきた場合には、150.000円が反発ポイントとして意識されやすくなります。
私自身、154.500円付近から下落してきた相場が150.000円で反発し、20pips以上を一気に取れたケースも何度も経験しています。一方で、下落幅が少ない状態で到達したラウンドナンバーでは、思ったように反発しないことも多いです。

エントリーの前には、ただ価格帯を見るだけでなく、その前後の値動きにも注目して、しっかりと背景を把握しておくことが成功のポイントになります。
上位足トレンドと重なると反発の信頼性が高まる
ラウンドナンバーだけを根拠にするのではなく、上位足のトレンドと重ねて確認することで、反発の信頼性が大きく高まります。特に4時間足や日足などでトレンドが明確になっている場面では、ラウンドナンバーとの組み合わせが強力なサインになります。
たとえば、上位足が上昇トレンドを継続している中で、押し目として150.000円に到達したとします。このような場面では、ラウンドナンバーとトレンドの押し目が重なるため、買いが入りやすくなります。
私もこれまで、4時間足の移動平均線にサポートされながらラウンドナンバーに到達したケースでエントリーし、安定して20〜30pipsを取れたことが何度もありました。根拠が複数重なることで、自信を持ってトレードできるようになります。

エントリー前には、上位足の流れがラウンドナンバーとどのように関係しているかを確認することが、質の高いトレードにつながります。
利確と損切りの基準は?リスクリワードを意識した戦略
利確は「10〜30pips」幅を意識して柔軟に調整する
ラウンドナンバー手法では、利確目標を「10〜30pips」の範囲で状況に応じて調整することがポイントになります。固定的に狙うのではなく、値動きの勢いや反発の強さを見ながら判断していきましょう。
目安としては、次のような幅を意識しています。
- 最初の反発では10〜15pips程度(例:150.000円 → 150.100円)
- 反発が強ければ20pips以上、勢いがあれば30pipsまで伸ばすことも
- 利確を欲張りすぎず、状況を見て柔軟に対応するのがポイント
私自身も150.000円から150.200円まで一気に戻る場面を何度も経験していますが、押し戻されることもあるため、「確実に取る」と「伸ばせるときは伸ばす」のバランスを意識しています。

利確の柔軟さを持つことで、トータルでの利益を安定させることができるでしょう。
損切りは「00ライン割れ」や「90割れ」を目安に判断する
トレードで大切なのは利確だけでなく、損切りの判断をしっかり持っておくことです。ラウンドナンバー手法においては、「ラウンドナンバー割れ」や「それを少し下回った水準」で損切りラインを設定することが効果的です。
たとえば、150.000円を基準にエントリーした場合は、149.900円を明確に割り込んだ時点で一旦撤退するという判断をしています。これは、ラウンドナンバーを背にした反発が成立しなかったと見て、次の下落に巻き込まれないようにするためです。
私自身、以前は「一時的な割れなら戻ってくるかも」と粘ってしまい、結果的に大きな損失を出したこともありました。そこからは、150.000円で反発しなければ、90割れで潔く損切りするというルールを徹底しています。
もちろん、エントリー時の位置によって損切りの幅は多少変わることもありますが、基本的には10pips以内に収めるのが理想です。

自分の中で明確なラインを持っておくことで、迷いのない判断ができ、メンタル面でも安定したトレードが可能になります。
エントリー後の値動きパターンとその見極め方
ダブルボトム・トリプルボトムは反転のシグナル
ラウンドナンバーでエントリーした後、価格がいったん下げ止まり、2回または3回同じ水準で反発するような動きが出た場合は、ダブルボトムやトリプルボトムといった反転のシグナルとして注目できます。
こうした形が出ると、その後の上昇につながりやすくなるため、押し目買いのチャンスを広げる判断材料になります。
私がよく見るのは、ラウンドナンバーで最初の反発を取ったあとに、もう一度同じ価格帯まで下げてきて再び止まるパターンです。このときに、最初の反発で終わらず、ネックラインをしっかり超えてくるようであれば、次の波も狙える展開になります。
例えば、150.000円で一度反発したあと、149.950円付近まで再度下げ、もう一度反発して150.100円を超えてくる動きが見られた場合、私は「ダブルボトム完成」と判断し、もう一度エントリーすることもあります。
このように、反発の形状にも注目することで、単発のトレードだけでなく、継続的にチャンスを拾っていける可能性が広がります。

形が見えたらすぐエントリーするのではなく、ネックラインをしっかり越えるまでは待つという姿勢も大切です。
反発が弱い場合は早めの見切りも選択肢に
ラウンドナンバーでエントリーしても、毎回強く反発するとは限りません。むしろ、反発の勢いが弱く、すぐに押し戻されるような展開になった場合は、早めに見切って一旦抜ける判断も必要です。
私も以前は「きっと戻るだろう」と期待してホールドを続けた結果、大きく下げて損切りを広げてしまった経験があります。それ以降は、反発が浅い、あるいはネックラインを越えられない展開になったときは、早めに利確や撤退を意識するようにしています。
例えば、150.000円で入ったあとに150.070円までしか戻らず、その後また149.950円まで下げてくるような動きが見られた場合、私は「反発が弱い」と判断して無理にポジションを引っ張りません。無理に保持しても値幅が伸びず、反対に下落してしまうリスクが高まるからです。
もちろん、すぐに損切りするのではなく、一時的な押しなのかどうかの判断も必要ですが、「反発が弱い」という兆候を見逃さず、無理な期待をせずに切り替える意識が、結果的にトレード全体の安定につながっていきます。
なぜ初心者でも実践しやすいのか?ラウンドナンバー手法の強み
視覚的に分かりやすく、判断基準がシンプル
ラウンドナンバー手法が初心者に向いている最大の理由は、判断基準が非常にシンプルで、チャート上でも視覚的に確認しやすいという点にあります。
複雑なインジケーターを使わなくても、キリの良い数字が目に入ればすぐに注目ポイントとして認識できます。
たとえば、150.000円や155.000円といった価格は、チャート上で線を引かなくても明確な節目として見えてきます。こうした価格帯は、多くのトレーダーにとっての意識点でもあるため、反発やブレイクが起こりやすく、トレード判断の根拠として活用しやすいのです。
私自身も、FXを始めた当初はインジケーターの使い方すらよく分からず、どこでエントリーすれば良いか迷ってばかりいました。そんな中でラウンドナンバーに注目し始めたことで、トレードの軸ができ、根拠を持って判断できるようになりました。
エントリー・損切り・利確の基準がシンプルで視覚的に分かりやすいため、初心者でも無理なく実践でき、トレードに対する不安が軽減されます。

最初の戦略として非常に適していると感じています。
少額・デモトレードでも十分に練習可能
ラウンドナンバー手法は、1000通貨などの少額取引や、デモトレードでも十分に再現性を持って練習できるという点でも、初心者にとって大きな強みとなります。実際の資金を使わなくても、実践に近い形でエントリーと決済の判断を繰り返すことが可能です。
私がこの手法を学び始めたときも、最初は1000通貨からスタートしました。1回のトレードで数円〜十数円程度の変動ではありましたが、「どこで入るか」「どこで切るか」「なぜ利確したか」という思考を繰り返す中で、徐々にチャートの流れが読めるようになりました。
ラウンドナンバーは目に見えて分かりやすく、反発の感覚もつかみやすいため、練習段階でも成果が実感しやすいです。
特に、デモ口座を活用すればリスクゼロでチャレンジできますので、初心者のうちは積極的に練習を重ねて、手法の感覚を身につけていくことが大切です。
「実際にエントリーしてみる」ことで初めて見えてくるものがたくさんあります。

トレードの感覚を養うためにも、少額でも積極的に参加し、経験を積み重ねていきましょう。
注意点と成功するための心構え
「なんとなくエントリー」を避け、根拠ある判断を
ラウンドナンバー手法はシンプルで実践しやすい反面、「ここで反発しそうだから入ってみよう」といった曖昧な判断でエントリーしてしまうと、負けやすくなります。成功するためには、必ず根拠を持ってポジションを取る意識が必要です。
私も昔は、ラウンドナンバーに到達したという理由だけでエントリーし、反発が弱くそのまま損切りになるケースが多くありました。しかし、反発する確率が高い状況、たとえば上位足が上昇トレンドである、直前に大きく下げているなど、いくつかの要素が重なると成功率は明らかに高まりました。
根拠が重なる場面では、エントリー後の値動きにも納得感を持てるため、利確や損切りの判断もブレにくくなります。反対に、根拠のないエントリーでは、少しの動きにも不安になり、すぐに逃げたくなってしまいます。

トレードにおいては「ここで入る理由」「今やらない理由」を自分の中で明確にしておくことが、安定した勝率とメンタルの安定につながると感じています。
損切りのタイミングを曖昧にしない
ラウンドナンバー手法においても、損切りの判断を明確にしておくことは不可欠です。曖昧なまま保持してしまうと、損失が大きくなりがちです。
私が実践している損切りの基本ルールは以下の通りです。
- 150.000円を基準にエントリーした場合
→ 149.900円を明確に割ったら損切り - エントリーごとに10pips以内で損切り幅を設定
- 明確なラインをあらかじめ決めておくことで、感情的な判断を防げる
以前は「戻るかもしれない」と粘ってしまい、結果的に大きな損失につながった経験があります。損切りはトレードの一部と割り切り、ルール通りに行動することが安定したトレードのポイントです。
1回の反発に固執せず、展開を読んだ立ち回りを
ラウンドナンバーでの反発が確認できたとしても、それだけで「絶対に伸びる」と思い込んでしまうと、判断を誤る原因になります。相場は常に変化しており、1回の反発に固執せず、その後の展開を冷静に見極める姿勢が重要です。
私もかつて、最初の反発で勢いが出たからといってポジションを長く持ちすぎ、戻り売りで押し返されて含み益を失った経験があります。その後は、最初の反発である程度取れたら一部利確する、再び押したところで様子を見る、といった柔軟な対応を心がけるようになりました。
また、ダブルボトムやトリプルボトムの形が出た場合でも、上位足の流れやネックラインの突破が伴っていなければ無理に追いかけない判断も大切です。反発が続くのか、それとも再度下落するのかを見極めるためには、場面ごとの動きにしっかりと注目する必要があります。

1つのチャンスに執着せず、次の展開を冷静に読んで対応する力が、トレードの精度を高めてくれます。
ラウンドナンバー手法は、シンプルで再現性が高い
ラウンドナンバー手法は、シンプルで再現性が高く、初心者でも無理なく取り組めるトレード戦略です。特に、チャート上で視覚的に判断しやすく、根拠のあるエントリーや損切りの判断がしやすい点は、FXの学習初期において大きなメリットになります。
私自身も、この手法を通して「どこで入れば良いのか」「どこで利確・損切りすべきか」といった判断力が養われました。分割エントリーや反発パターンの見極め、そして上位足との組み合わせなど、練習すればするほど精度が上がっていきます。
ただし、必ず反発するというものではないので、毎回のトレードにおいては根拠の重なりや値動きの勢いをしっかり確認し、自分自身のルールを守ることが何よりも大切です。
まずは少額からでも構いませんので、実際にエントリーと決済を繰り返しながら、この手法の感覚を自分の中に落とし込んでみてください。トレードの精度は「経験」と「検証」の積み重ねで確実に高まっていきます。

皆さんが自分の型を見つけて、自信を持ったトレードができるようになることを願っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。