FXで短期間に成果を出すためには、トレンド方向を明確に判断し、有利な場面だけでエントリーすることが重要です。
今回解説する「3連MACD」は、1分足・5分足・15分足のMACDを同時に表示し、色(方向性)が揃ったタイミングだけを狙う手法です。このシンプルな基準により、無駄な逆張りを避けられ、勝ちやすい波に乗ることが可能になります。
さらに平均足とRCIを組み合わせれば、押し目買いや戻り売りのタイミングも明確化でき、精度の高いトレードが実現します。

この記事では、設定方法から実践的な使い方まで詳しく解説しますので、今日からのトレードにすぐ活用できます。
これからFXを始める初心者に観てほしい動画です。
3連MACDの基本構造と設定方法
1分・5分・15分足を同時に表示する理由
3連MACDは、1分足・5分足・15分足という3つの時間足のMACDを同時に表示する設定です。
これは短期足だけの判断では騙しが多く、方向性を誤りやすいためです。特に1分足は値動きが細かく、上位足の流れに逆らう形でエントリーしてしまいがちです。
5分足と15分足を合わせて確認することで、「大きな流れ」に従ったエントリーが可能になります。スキャルピングであっても、上位足の方向と一致させることで勝率が向上し、逆張りによる損失を避けやすくなります。
私自身、この設定に切り替えてからは、上昇トレンド中に誤ってショートを仕掛けるといったミスが激減しました。結果として、トレード全体の安定感が増し、資産の増加スピードも上がったと感じています。
MACDの色判定で方向性を可視化
3連MACDでは、5分足と15分足のMACDの向きを色で判定します。青は上昇方向、赤は下降方向を示し、両方の色が揃った瞬間を「方向性確定」と位置づけます。
例えば、5分足と15分足がともに青であれば上目線、赤であれば下目線と判断。その方向に沿って1分足でエントリーを行います。この基準を守れば、迷わずトレード方針を決定でき、不要な逆張りも防げるでしょう。
従来のMACDは単一時間足でゴールデンクロスやデッドクロスを判断しますが、複数の時間足を組み合わせれば「短期的な変化」と「中期的な流れ」の両方を捉えることが可能です。

こうした分析を行うことで、勝ちやすい局面に集中し、損小利大のトレード展開が期待できます。
エントリーポイントを絞るための2つのフィルター
平均足で押し目買い・戻り売りを判断
3連MACDで方向性が揃った後は、平均足を確認します。青に変われば押し目買いのチャンス、赤に変われば戻り売りのタイミングです。この条件を加えるだけで、高値掴みや底売りを避けやすくなります。
例えば、5分足と15分足がともに青の状態では、基本的に平均足も青でエントリーするのが理想です。色が揃っていない場面では、方向性が曖昧になりやすく、勝率が低下しがちです。
私自身、平均足を組み合わせてからはエントリー精度が安定しました。無駄な逆張りを避けられ、結果的にリスクリワードも改善。方向性と平均足が一致した局面だけに絞ることで、エントリーの迷いが大きく減少しました。
RCIで売られすぎ・買われすぎを確認
RCIは相場の過熱感を数値化できるオシレーターで、以下の水準が目安となります。
- -80以下 … 売られすぎ(上昇トレンドでは押し目買いの合図)
- +80以上 … 買われすぎ(下降トレンドでは戻り売りの合図)
この基準をMACDの方向性と合わせることで、より有利な位置からエントリーできます。例えば、5分足と15分足が青のとき、RCIが売られすぎに到達して反転すれば、押し目買いの好機と判断できるでしょう。
私もこの方法を取り入れてから、追いかけエントリーによる失敗が減少しました。方向性と過熱感の両面から相場を評価できるようになり、エントリータイミングの精度が一段と高まりました。
勝率を高めるための実践パターン
長期間同色が続いた後の色転換を狙う
3連MACDでは、長期間同じ色が続いた後に色が切り替わる局面が大きなチャンスとなります。
例えば、15分足と5分足の両方が長く赤の状態を保った後に青へ変われば、トレンド転換の可能性が高まり、上昇の値幅を狙える場面になります。
逆に、長く青が続いた後に赤へ変われば、戻り売りの好機と考えられます。このタイミングは値動きが大きくなる傾向があり、少ない回数のトレードでも効率的に利益を獲得できる可能性が高いです。
私もこのパターンを重視し、色転換直後にRCIや平均足の動きを確認してからエントリーしています。

無理に全ての局面で入る必要はなく、このような明確なチャンスに絞ることが勝率向上につながります。
部分的な色変化時はエントリーを控える
3連MACDのうち、1つだけが色変化を起こす場合は方向性が不安定です。こうした場面では、エントリーを控える判断が有効です。
例えば、15分足が青のままでも5分足が赤に変わった場合、その後すぐに元の方向へ戻ることも少なくありません。部分的な色変化は一時的な調整や騙しの可能性があるため、安定したトレンド形成を待つ方が安全です。
私も以前はこうした場面で欲張って入ってしまい、結局損切りになるケースを経験しました。現在は「3本全てが揃うまで待つ」というルールを徹底し、不必要な負けを避けています。
トレンド継続・転換を見極めるためのチャートポイント
直近高値・安値の突破と反発を意識する
トレンドが継続するか転換するかを判断する際、直近の高値・安値の動きは重要な目安になります。高値を突破すれば上昇の勢いが継続する可能性が高まり、逆に安値を割り込めば下落方向へのシフトを示唆します。
1分足だけでなく、少し前の高値や安値も確認すると、より信頼性の高い判断が可能です。特に部分的な色変化が出た場面では、この価格帯を割り込むかどうかでエントリーの是非を決めやすくなります。
私もトレード中は常に直近の高安値をチャート上で意識し、これを突破したか否かでポジションの維持や手仕舞いを決定しています。

こうした基準を持つことで、感情に流されない判断がしやすくなるでしょう。
上位足の環境と一致させる重要性
トレンドの方向を1分足だけで判断すると、短期的な動きに翻弄されやすくなります。そこで、必ず5分足や15分足といった上位足の環境と照らし合わせることが大切です。上位足と方向が一致していれば、値幅を取りやすく、損失リスクも軽減できます。
例えば、上位足が上昇方向のときにショートをしても、思ったほど下げないケースが多くあります。逆に、上位足と同じ方向にエントリーすれば、短時間で複数回の利益確定が可能になる場合もあります。

私自身、以前は短期足だけを見て逆方向に入る失敗が多くありましたが、このルールを徹底するようになってからは、損失が大幅に減り、勝率も安定しました。
損切り・利確の基準と欲張り防止策
上位足MACDの色変化を出口判断に活用
ポジションの出口戦略を考えるうえで、上位足MACDの色変化は有効なサインになります。
例えば、5分足と15分足がともに青の状態から、5分足が赤に変わった場合、それは一時的な調整やトレンド転換の兆候かもしれません。
このタイミングで一部または全てのポジションを利確すれば、含み益を守れる可能性が高まります。逆に色変化を無視してポジションを持ち続けると、利益が減少し、最悪の場合は損失に転じることもあります。

私もこのルールを導入してから、欲張って利益を失うケースが激減しました。シンプルですが、非常に効果的な出口判断の方法です。
利確・損切りラインの事前設定で感情を排除
エントリー前に損切りと利確のラインを設定しておくことは、感情に左右されないための基本です。直近高値や安値を基準にストップを置けば、無謀な粘りや早すぎる手仕舞いを避けられます。
また、利確ポイントもあらかじめ決めておけば、目標到達時に迷わず利益を確定できます。この習慣が、安定的な資産増加につながります。
私自身、以前は利益が乗ると「もっと伸びるかもしれない」と考えてしまい、結果として利益を減らすことがありました。事前設定を徹底してからは、このような後悔がほとんどなくなり、トレードの安定感が増しました。
まず過去チャートで3連MACDの動きを確認
3連MACDは、複数の時間足を同時に表示し、色が揃った方向にだけエントリーするシンプルな手法です。これに平均足とRCIを組み合わせれば、押し目買い・戻り売りのタイミングも明確になり、精度の高いトレードが可能になります。
特に有効なのは、長期間同色が続いた後の色転換や、全ての時間足が揃った瞬間を狙うこと。反対に、部分的な色変化や方向性が曖昧な場面は避けるべきです。また、直近高値・安値や上位足の環境を確認することで、トレンド継続や転換をより正確に判断できます。
練習方法としては、まず過去チャートで3連MACDの動きを確認し、どの局面が勝ちやすいかを検証します。加えて、デモトレードや少額での実践を重ねることで、感覚が身についていきます。
私も初心者の頃は方向性の判断に迷い、負けを重ねていましたが、この手法を取り入れてからは安定して利益を伸ばせるようになりました。

大切なのは、一度学んで終わりにせず、何度も見直しと練習を繰り返すことです。それが、勝ち続けるための最短ルートになります。