【私は買わない】Tracers S&P500トップ10インデックスは買いなのか

ほか米国ETF

Tracers S&P500トップ10インデックス、人気あるね

S&P500じゃあかんの??

いつも一生懸命なあなたへ。ヒヨッコ投資家 こか(@cocablog)です。

販売前からSNSで話題になっていたTracers S&P500トップ10インデックス。

「大きな指数の一部切り取り型のファンドってどうなのかな〜」と気になりつつも、NASDAQ100やFANG+へも投資ししているわたしは「投資しない」との判断に。

今回のブログは、Tracers S&P500トップ10インデックスについてお話しします。

本日もぜひ最後までご覧ください。

Tracers S&P500トップ10インデックスがおすすめな人、おすすめでない人

こかブログ的「Tracers S&P500トップ10インデックスがおすすめな人、おすすめでない人」を整理しました。

おすすめな人
おすすめでない人
  • 全米株式やS&P500投資の「次」を探している
  • 全米株式やS&P500よりもリスクを取れる
  • 新NISA成長投資枠を使いたい
  • 全世界株式や全米株式など「分散」された資産がよい
  • 新NISAつみたて投資枠を優先したい

Tracers S&P500トップ10インデックスは、S&P500を構成する時価総額上位10社のみで運用する投資信託です。

銘柄が厳選されているため、全米株式やS&P500よりも値動きは大きめになると予想されます。

また、新NISAの成長投資枠対象です。

ちなみに、わたしは投資予定ナシです

記事執筆時点では、Tracers S&P500トップ10インデックスへの投資予定はありません。

投資しない理由
  • Tracers S&P500トップ10インデックスに近似している【NASDAQ100】や【FANG+】に投資しているから

現時点では、保有銘柄との重複が気になるため投資予定はありません。

10年、20年したら、Tracers S&P500トップ10インデックスの銘柄は非ハイテク系になっているかもしれませんが…

乗り換えるのも億劫だな、というのが本音です。

NASDAQ100やFANG+の詳細は、以下の記事をご覧ください。

Tracers S&P500トップ10インデックスをまるっと!

Tracers S&P500トップ10インデックスをまるっとまとめます。

Tracers S&P500トップ10インデックス
設定日2024年5月16日
償還日無期限
信託報酬0.10725%
純資産53.65億円
決算日5月16日
投資対象S&P500トップ10指数
運用会社日興アセットマネジメント株式会社
NISA成長投資枠
2024年5月24日時点

信託報酬

信託報酬は約0.1%とめっちゃ低コスト

ほかのファンドの信託報酬と比べても見劣りしませんね。

実質コスト

2024年5月に設定され決算未到来のため、実質コストは不明です。

わかり次第、更新します。

実質コストが気になる人は記事をブクマや

構成銘柄(FANG+と比較)

比較対象になりそうなFANG+の銘柄とともに、Tracers S&P500トップ10インデックスの構成銘柄を見てみましょう。

【結論】構成銘柄
  • バークシャーやヘルスケア系の銘柄が含まれている点は、Tracers S&P500トップ10ならでは
  • Tracers S&P500トップ10に含まれる半導体銘柄はエヌビディアのみ
  • ハイテク系は銘柄重複が多く、マイクロソフトやアップルなど7銘柄が重複している

以下は販売用資料からの引用です。

(※ 1社で複数の銘柄が上場している場合や、スピンオフ(分離・独立)などの理由から、構成銘柄数が10を超えることがあります)

ティッカー銘柄名組入比率
1MSFTマイクロソフト21.9%
2AAPLアップル18.8%
3NVDAエヌビディア13.9%
4AMZNアマゾン・ドット・コム11.4%
5METAメタ・プラットフォームズ7.7%
6GOOGLアルファベット(クラスA)5.8%
7BRKバークシャー・ハサウェイ5.3%
8GOOGアルファベット(クラスC)5.0%
9TSLAテスラ4.0%
10UNHユナイテッドヘルス・グループ3.2%
11JNJジョンソン・エンド・ジョンソン2.8%
12KVUEケンビュー0.2%
/参照:S&P500トップ10指数構成銘柄(20242現在)

ご参考までにFANG+の構成銘柄も。

ティッカー銘柄組入比率
1GOOGLアルファベット クラスA11.1%
2TSLAテスラ10.7%
3AVGOブロードコム10.0%
4AMZNアマゾン9.6%
5AAPLアップル9.5%
6SNOWスノーフレーク9.1%
7MSFTマイクロソフト9.1%
8NVDAエヌビディア9.0%
9NFLXネットフリックス8.6%
10METAメタ・プラットフォームズ クラスA8.2%
参照:月次レポート(2024年4月30日現在)

わたしの肌感覚ですが、FANG+とくらべると、Tracers S&P500トップ10の値動きのほうが穏やかだと思います。

FANG+はバチバチの成長株で固められていますものね。

さらに、S&P500トップ10はヘルスケア銘柄も含んでいる分、FANG+よりはマイルドな値動きでしょう。

メリットとデメリット

Tracers S&P500トップ10インデックスのメリット・デメリットを考えてみましょう。

メリット

  • 米国のトップ企業へ集中投資
  • 自動リバランス

米国のトップ企業へ集中投資できる点は最大の魅力ですね。

マイクロソフトやアップル、エヌビディアなど、米国株市場…しいては世界を牽引する銘柄群がそろっています。

10銘柄くらいなら自分でも運用できるんじゃないの〜

こんな意見もありそうですが、10銘柄を買い揃えられたとしてもリバランスがむずかしい…

自動リバランスはファンドで買う利点です。

デメリット

  • 値動きの大きさ

一方、デメリットは値動きの大きさです。

下図は特設ページからの引用です。

引用:Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式) – 特設ページ|日興アセットマネジメント

S&P500(黒線)にくらべ、S&P500トップ10(ゴールド線)が大きく伸びています。

大きく伸びる…逆に言うと、大きく下がる可能性もあります。

銘柄数がしぼられるため、S&P500よりも値動きが大きくなってしまうんですよね。

もちろんリスクを承知のうえで投資するならば問題ありません。

しかし、「S&P500ナンチャラ」との名称につられ、安易に投資すると思いがけないリスクを負うかもしれません。

「S&P500ナンチャラ」から漂う安心感ってあるよね

うん、そうやな

Tracers S&P500トップ10はS&P500の次の投資先になるか?

Tracers S&P500トップ10インデックスは、S&P500の構成銘柄のうち時価総額上位10社のみで構成される投資信託です。

S&P500へ投資をしていて、その次の投資先を探している…

のような投資家をターゲットにしているのかと思いました。

ただし、S&P500の上澄みだからと言って安心してしまうと、想定外のリスクを抱える可能性も。

10銘柄への集中投資との点をお忘れなく!

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

最高のフィナーレを。

  • アップルが第3のコンピューター革命を起こそうとしている?!
  • パソコンやスマートフォン、アップルが参入するといつも市場がガラリと変わる
  • そんなアップルが次に狙っている市場とは??
生成AIを超えるとささやかれる市場の正体を動画でチェック!
タイトルとURLをコピーしました