新NISAの銘柄も徐々に増えてきていますが、どんどん増えて選ぶのが大変になってきています。そんな中でこのブログでは、全世界、先進国、米国、日本から主要な投資信託を選定して投資判断の材料になるように解説をしていきます。
新NISAの投資に向けた基本戦略
新NISAに向けた基本戦略を考える
やはり投資の最中に迷ってしまうので、自分なりのルールやしっかりとした戦略・プランがないからだと思います。そんな中で以下のようなことを考えてみましたので、参考にしてみてください。
基本的な戦略は以下のように設定
- 無理のないリスク許容度の決定
- 新NISA制度の特徴を有効活用
- 収益追求のための適切な銘柄選び
- リバランスによるポートフォリオ維持
資産クラスと年齢の分布については以下のように考えています。以下のような資産クラスのポートフォリオを維持しながら、資産拡大にしていくなどを考えてみましょう!
年代 | 株式コア | 株式 グロース | 高分配 | 債券 | REIT | 現金 |
20代 | 70% | 20% | 0% | 5% | 0% | 5% |
30代 | 65% | 15% | 5% | 10% | 0% | 5% |
40代 | 60% | 10% | 10% | 15% | 0% | 5% |
50代 | 55% | 5% | 10% | 20% | 5% | 5% |
60代 | 50% | 0% | 10% | 25% | 10% | 5% |
投資信託協会のからリストをダウンロード
新NISAの成長投資枠、つみたて投資枠のファンドは以下の「投資信託協会」のサイトからダウンロードをすることが可能です。
毎月、どんどん追加されていきますので、興味のある人はチェックをしていきましょう!
主要な地域のETFで見たパフォーマンス比較
この結果を見ると、やはり米国が成長、安定性を見るとかなり成果が高いです。そして日本は円安の影響はありますが、母国の我々にしてみると十分な伸びがあります。
そして新興国だと台湾が頑張っていますね。インドも十分です。しかしながら、新興国、特に中国はこの数年間はかなり厳しい状況が続いています。オルカンを買うとこういう国が入ってきますので、当然ながら少ない割合ですがパフォーマンスに影響します。
このような結果を見ながら、本当に自分の投資先は成長が期待できるのか?など自分で理解をして投資をしていきましょう。もうちろん、インデックスファンドでは時価総額が少なくなっていく国は徐々に減るのでその点が自動調整されるのが良いですね。
全世界株式ファンド
全世界株式ファンドは「全部買う!」というシンプルさで大人気ですね!どんどん手数料競争が進んでいて買いやすくなっているので、魅力が増していますね。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):三菱UFJ国際投信株式会社
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド:SBIアセットマネジメント
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド:楽天投信投資顧問株式会社
- たわらノーロード 全世界株式:アセットマネジメントOne
- はじめてのNISA・全世界株式インデックス:野村アセットマネジメント
全世界株を買いたい人は、上記のファンドであれば自分の証券会社で買えるもので、総コストやポイントをみて決めましょう。「はじめてのNISA・・・」は手数料がすごく安い!あとは以下のようなファンドもありますね。
- 楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド:楽天投信投資顧問株式会社
「米国8割:除く米国2割」(米国:オルカン2重持ちと同じ比率) みたいなコントロールをしたい時はこれ。便利に使えます!米国を除いたオルカンみたいなものですね。「3Funds Portfolio」など有名なポートフォリオで選ばれる重要なファンド。
【“除く日本”を買わないの?】:オルカンなどで「除く日本」など、一定の地域を除外しているファンドがあります。これは「日本のパフォーマンスが悪いから」という理由で外すわけではありません。それならよっぽど、他に外した方が良い国があるし「世界を全部買う」のコンセプトがなくななってしまいます。「除く日本」は日本株を「高配当の個別株で」「別のETFで持つ」「比率を決めたい」などの、ポートフォリオ上の理由がある時に選ぶと良いでしょう。
先進国株式ファンド
成長と分散のバランスを取りたい人に良いと思います。安定した資本主義や政治体制の国が多く、初めて投資する方なら先進国投資は良い選択肢になると思います。これらのファンドは日本は含まれないことが多いので、別途検討しましょう。
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス:三菱UFJ国際投信株式会社
- たわらノーロード 先進国株式:アセットマネジメントOne株式会社
- iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし):大和アセットマネジメント株式会社
- ニッセイ外国株式インデックスファンド:ニッセイアセットマネジメント株式会社
上記は「除く日本」で有名な“MSCIコクサイ”の指数連動です。どれも手数料は非常に安く、米国を中心に先進23カ国。米国一極集中を避けたい方はこちらを。日本株は別に選びましょう。
- SBI・先進国株式インデックス・ファンド:SBIアセットマネジメント
- SBI・V・先進国株式(除く米国)インデックス:SBIアセットマネジメント
上記の二つのファンドは、SBIアセットマネジメントです。1つ目の先進国ファンドはFTSEの指数を含んでおり日本を含みます。そして二つ目の除く米国ファンドは、米国と先進国をバラバラに管理したい人には良いファンドですね。
- 野村スリーゼロ先進国株式投信:野村アセットマネジメント株式会社
野村證券・LINE証券の方なら、こちらはどうでしょうか。なんと、2030年末までは、購入手数料・信託報酬・財産留保が全部0%。究極の客寄せファンドですね。上限1兆円のファンドですが、まだ114億円ぐらいだから余裕です!口座をお持ちの方は検討してみては?
米国株式ファンド
は米国株のS&P500が大本命です。「つみたて枠」は“多分“米国株にします。地域分散をしたい人は23カ国に分散する上記の「先進国」も良いですね。で、有名なファンドが多いですが、以下をピックアップ。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500):三菱UFJ国際投信株式会社
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド:SBIアセットマネジメント株式会社
- たわらノーロード S&P500:アセットマネジメントOne株式会社
- iFree S&P500インデックス:大和アセットマネジメント株式会社
- はじめてのNISA・米国株式インデックスS&P500:野村アセットマネジメント
- iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス:ブラックロック・ジャパン
投資の本命インデックス。上記であれば、自分の証券会社で選べるファンドで手数料・資産総額などを勘案してチョイスしよう!画面にファンドが並んだ時に愛着が湧くブランドかどうかも大事ですね!
そして、以下のファンドも注目です!
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド:楽天投信投資顧問株式会社
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド:SBIアセットマネジメント株式会社
S&P500は大型株(米市場の約85%)のみになっています。そこで中・小型株も入れて丸っとアメリカを買いたい人は「全米」ファンドを選択しましょう。買える会社が絞られますがネット証券でチョイス!こちらを買ってる投資系YouTuberも多いですね。(厚切りジェイソンさんとか)
日本株式ファンド
成長が足りないと言われますが、他の先進国もこんなもの。最近の上昇から「マザーカントリー(母国)」は持ってもいいですね。そんな時は以下のファンドを検討してみます!
- eMAXIS Slim 国内株式(日経平均):三菱UFJ国際投信株式会社
- SBI・iシェアーズ・日経225インデックス:SBIアセットマネジメント株式会社
- たわらノーロード 日経225:アセットマネジメントOne株式会社
- iFree 日経225インデックス:大和アセットマネジメント株式会社
- ニッセイ日経225インデックスファンド:ニッセイアセットマネジメント
- はじめてのNISA・日本株式インデックス(日経225):野村アセットマネジメント
日本は母国であり、同じ通貨であり、世界で有数の時価総額でありグローバルカンパニーも多数。その中の中心的な日経225。わざわざ外す必要はない。パフォーマンスが気になるなら英、仏、独、伊、中、新興国と比べみましょう。
日経225よりも少し広めに選定されているJPX400などの選択肢もあります。ただ若干手数料が高いので、そこが気になる人は日経225のファンドでもOK。
ファンドを絞り込んでみると?
さてファンドを絞り込んでみると、なら以下かなーと思います。自分はS&P500のファンドに投資をしようと思いますが、皆様も手数料や資産総額などをみて決めていきましょう!
まとめ
新NISAではどんどんファンドが出てきています。つみたて投資枠はパッシブファンドで積み立てるのが正解になりそうです。
とはいえ、地域や各運用会社のファンドがたくさん出てきているので、皆さんも色々と見比べて選んでいきましょう!
以下のYouTubeの動画もよろしくお願いします!