【儲かった?】米国債が満期を迎えました

米国債券投資

お!忘れてたけど、米国債が満期になってる!

米国債ってどうなん?

ヒヨッコ投資家 こか(@cocablog)です。

3年前にプラッと買ってみた米国債

その米国債が2025年8月に償還しました。

米国株投資にくらべて、米国債投資をしている方は少ないのでは?

株式投資のリスクを取れる方にとっては米国債はツマラナイかと思いますが、まぁ、捉え方・考え方ひとつで変わるかもしれません。

「米国債投資ってどうだったの?」を中心に書きます。

本日もぜひ最後までご覧ください。

【ドルのまま受取】米国債が満期を迎えました

2025年8月15日、米国債が償還を迎えました。

  • 保有期間:3年1か月
  • 表面利率:2.0%

「ちょいと買ってみるか」くらいの気持ちで投資したので、投資額は500ドル。

利金・償還金ともドルで受け取り、外貨建MMFを自動買付しました。

トータル損益

3年間、投資して儲かったん?

わずかですが、トータルプラスでした。

  • 償還差益:6,814円
  • 受取利金:3,800円

投資額:約67,000円に対し、利金・償還差益:10,614円、年利:約5%強。

ほとんどが為替差益ですが、結果オーライです。

米国債投資の観点2つ

償還まで保有して、米国債投資の自分の観点は2つだと思いました。

  1. 為替リスク
  2. 金利変動リスク

債券なので発行体リスクも考えるべきですが、米国債だから発行体リスクはあまり気にしません。

為替リスク

いくら償還時に100で戻ってくると言っても、為替リスクを受け入れられない場合は厳しいかも。

冒頭でも書いたとおり、償還時の為替差損益がもっとも大きかったからです。

購入当初は130円台だった米ドルが、現在150ドル弱で推移しているのだから当然のこと。

2〜3年もあれば米ドルが10〜20%動くこともありますし、米国債へ投資する際、為替の影響は大きいですね。

為替って地味に動いてるしな

為替差損なんていつか消化できるじゃない

とはいえど、償還金を運用、運用…していけば、いづれ為替差損が消化できるかもしれません。

少なくとも、心のモヤモヤは時と共に消えるでしょうね。

金利変動リスク

債券は金利変動リスクにも気をつけるべきです。

日々の大きな変動はなくとも、年単位で見ると金利は確実に動いています。

対処法としては、長期間、資金を縛らないことかと思います。

債券投資するならば2〜3年、せいぜい5年くらいかと考えています。

運用中の債券単価も気になりますが、投資機会損失も気になりますし…

わたしは「お金を動かしたいときに動かせない」ことが最大のリスクだと考えており、長期債は自分には向いていないと思いました。

米国債は儲かるか?

正直なところ、米国債より米国株のほうがリターンは大きいでしょう

表面利率が決定している米国債に比べて、損益の天井がない(底も)株式投資のほうが大きな利益を生み出せる可能性が高いことは明らか。

もし、米国債を購入した2022年7月にVOO(S&P500)を買っていたと仮定しましょう。

当時、350ドルだったVOOが2025年9月現在610ドルになっており、約1.7倍です。

良し悪しは別問題

債券に比べて株式投資のほうがリスクリターンが大きいことは事実ですが、「どちらがよいか」は主観的な問題です。

記事執筆時点のわたしも「まぁ、米国債悪くなかったよ」くらいのスタンスで書いていますが、これがコロナ禍だったら違うスタンスだったはず。

「株式がこれだけボロボロの中、満額償還(現地通貨)してくれる債券ってありがたい」と言ってるでしょうし、現に2020年ごろはそのように言っていたはずです。

一方、預貯金中心でリスク商品になじみがない人ならば債券のリターンにも歓喜するのではないでしょうか。

事実としてリスクやリターンが存在するだけであって、それらをどのように評価するかは個人の価値観なんですよね。

だから、「株と債券、どちらがいいですか」との質問には答えづらいよね…

オルカンみたいな「みんな持ってる」みたいな商品だったら、熟考せずとも始めやすいと思うんです。

全世界株式インデックスファンドへ長期投資することが個人投資家の最適解のような風潮があるから、そこに乗っておけばいい(最適解かどうかはさておき)

しかし、米国債のような「最適解っぽくないもの」に投資するときは自分のリスク許容度や価値観、投資期間などをじっくり見つめることとなります。

アタマ使うから難しい反面、勉強になるし、経験値がたまるし、おもしろいです。

個人的には、株は5〜10年サイクルでドッカーンと下落するから、守りの資産として米国債投資もアリだと思います。

ただし、株式投資ほどエキサイティングするものじゃありません。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

最高のフィナーレを。

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