この記事は「その4」です。
「その3」からの続きになります。

※なお、以下のストーリーは筆者が実現性が高いと考えるものですが、あくまでもフィクションです。投資は自己責任で行ってください。
イチローさん、子どもが生まれる
27歳で結婚して5年後、イチローさん32歳・千穂さん30歳の時、第一子(女の子)が誕生しました!
イチローさんは、赤ちゃんが可愛くてたまりません。もうデレデレです。
イチローさんと千穂さんの父母(赤ちゃんの2組の祖父母)も、孫の誕生に大喜びです。
子どもの名前は、夫婦2人でたくさん考えて、百花(ももか)と名付けました。
結婚してから共働きをしてきましたが、出産を機に、千穂さんは退職することに決めました。
いろいろと退職の理由はありますが、千穂さんにとって、特に一生続けたいと思えるような仕事ではなかった点が大きいです。やりがいも、あまり感じられません。
自分がそのように思う仕事を子育てしながら無理に続けるよりは、赤ちゃんと向き合う時間をゆっくり取りたいなと、千穂さんは考えました。
なお、イチローさんも同じく、今の仕事には特に思い入れはありません。
ですので、イチローさんが会社を辞めて千穂さんが働き続けるという選択肢もありましたが、年上でもあるイチローさんの方が現状の給料が高いこともあり、千穂さんが退職することにしました。
そして、百花ちゃんが生まれてから2年後、第二子(男の子)が誕生。名前は、颯十(はやと)と名付けました。
子ども2人を育てるのはいろいろと大変ですが、イチローさんと千穂さんは、幸せいっぱいです。
[収入・支出]
●田中家2人の月額収入:手取り月額合計32万円+残業代
≪内訳≫
・イチローさん 入社10年目32歳・主任
給 料:30万円(手取り24万円=給料の約80%)
ボーナス:年120万円(給料4か月分、手取り96万円=1か月当たり手取り8万円)
※よって、年収480万円(手取り384万円)
⇒月によって変動しますが、別途残業代もあります。
・千穂さん
→退職して専業主婦。収入なし。
●田中家4人分の月額支出:32万円
≪内訳≫
・住居費:3万円(新居は埼玉県の賃貸マンション、都心まで電車で1時間程度)
※借上社宅の自己負担額が3万円(=賃料12万円×自己負担率25%)
・食費:12万3千円
※1日1,500円×30日×1人(イチローさん)=4万5千円。昼食は弁当持参も活用。
※1日1,000円×30日×1人(千穂さん)=3万円
※1日800円×30日×2人(乳幼児2人)=4万8千円
・水道代:7千円
・光熱費(電気・ガス):1万8千円
・通信費(スマホ代・自宅Wifi費用):1万4千円
・交際費(飲み代・レジャー費・交通費・趣味の費用など):3万円
※イチローさん小遣い2万円、千穂さん小遣い1万円として計3万円
・生命保険料:1万3千円
・その他の費用(日用品代・衣服代・化粧品・医療費など)と予備費:2万円
※もし足りなければ、ここに残業代をあてます
・貯金:5千円
・投資:6万円
※大都市圏に住んでいるので、車は購入しません。電車・バス・タクシー(必要な場合はレンタカーも)を使います。
※家族間の生活費の負担には、原則として贈与税がかからないとされていますが、税務上の最終判断はご自身で行ってください。
⇒稼ぎ手がイチローさん1人に、かつ子どもが2人生まれて家族4人になったため、やはり家計的には苦しくなりました。
けれども、上記の支出内訳のように、毎月の投資額は6万円です。
共働きで家族2人の時は、毎月の投資額は20万円(前回その3ご参照)でしたが、さすがにそのレベルは無理でも、田中家は節約できるところは節約し、しっかりと投資額を確保しています。
この投資額の確保を可能にしているのは、もし臨時の費用などでお金が必要となった時にも使えるお金がある、すなわち下記のような経済的基盤があることです。
- 残業代
- 貯金180万円(結婚費用でゼロとなったが、結婚後毎月3万円×5年で貯めた金額)
- 配当金82万円/年(32歳時点。下記後半の表ご参照)=配当金6万8千円/月
※現在、配当金は全額再投資していますが、もし必要な状況となれば、一時的に配当金再投資を停止し、配当金を生活費に回すことも可能です。
⇒イチローさんは思いました。
「万一の時でも使えるお金(上記①~③)はあるから、共働きの時より家計的には苦しくなったけど、頑張って投資を続けていくぞ!」
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●毎月の投資額
上記の通り、千穂さんが出産で退職し、イチローさん1人の片働き収入のみとなった期間、田中家の投資額は月額6万円となりました。
[投資の想定条件 32歳~34歳まで(家族4名)]
①投資額:毎月6万円 ※得られる配当金は全額再投資する。
②投資対象:配当利回り4%の累進配当ブラザーズ
③増配率=株価上昇率
※30歳時に株式市場の暴落発生で増配率0%だったが、翌年は増配率10%に回復(前回その3ご参照)した流れを受け、32歳から34歳までは増配率8%となった想定。

④新NISAを利用して非課税で投資する。
※田中家夫婦2人分の新NISA枠2,400万円を使用。下表は2人分合計の表示です(増配率等の想定条件は比率の掛け算なので合計表にしても結果は同じになります)
⇒入社12年目、イチローさんは34歳で、約2,700万円の資産(株式時価)と年間配当金約108万円(=月額約9万円)を手に入れました。
子どもも2人生まれて嬉しい反面、子どもたちを育てる責任の重さにも、身が引き締まる思いです。
それでも、給料以外に、何もしなくても自動的に入金される配当金が月額9万円もあると思うと、心が休まります。ホッとする安心感です。
逆に、もし給料しか収入源がなかったとしたら不安だろうなと思いました。
今や田中家の働き手はイチローさんだけですから、自分に何かあったら、あっという間に経済的に困窮する可能性があります。
「家族のためにも投資をしていて良かった、これからも投資を継続していくぞ!」と、イチローさんは固く決意しました。
⇒さらに、イチローさんは気付きました。
妻の千穂さんは30歳まで共働きで厚生年金保険料を払っていたので、イチローさんの年金分と合わせて、老後に受け取る年金は、少なくとも2人で月額20万円以上にはなると想定されます。
この年金に加えて、上記の通り、田中家には ”現時点” で既に配当金が月額9万円あるわけです。
しかも、年金受け取りの65歳までの間には、まだ30年以上ありますから、今後何回も何回も増配で配当金が増える可能性が非常に高い。
よって、イチローさんと千穂さん夫婦が、65歳以降の老後に受け取れるお金(年金+現在の配当金+今後の増配分)は、少なく見積もっても、夫婦2人分で月額30万円以上と考えられます。
「これって、僕が34歳の今の時点で、老後の資金をもう用意できちゃったってことか。やっぱり、高配当株投資と配当金の威力はスゴいな!」
改めて、イチローさんは実感しました。
「その5」へ続く。Coming Soon!
ゆるやかに配当生活中のショウでした!

