【FX時間帯攻略】東京・欧州・NY市場の特徴と勝ちやすい時間帯を徹底解説!負けやすい時間を避けて効率的に利益を積み上げる方法

fx入門講座

FXは24時間取引できますが、すべての時間帯が同じ条件ではありません。

市場ごとに特徴があり、値動きが活発になる時間や、反対に値動きが乏しくなって負けやすくなる時間があります。私は10年以上FXを続けてきましたが、この時間帯の特性を知っているかどうかで勝率は大きく変わります。

本記事では、東京市場・欧州市場・ニューヨーク市場の時間帯ごとの特徴と、勝ちやすい・負けやすい時間帯の傾向を詳しく解説します。

各市場での値動きの癖や注意点、具体的なエントリーポイントの見極め方も紹介しますので、今日からのトレード改善に活用してください。

これからFXを始める初心者に観てほしい動画です。

時間帯攻略の基本ルール

乱高下している時間帯は避ける

FXでは値動きがあるほどチャンスが増えますが、乱高下している場面は別です。特に初心者のうちは、上下に大きく振れる値動きに翻弄されてしまい、損切りと利確がバラバラになってしまうことが多いです。

乱高下は方向性が定まりにくく、損小利大の形を作るのが難しいため、避けるのが得策です。

私も経験がありますが、強いトレンドが出ていると勘違いしてエントリーし、数分後には逆方向に大きく動かれて損切り…ということが何度もありました。

こうした時間帯は一見チャンスに見えますが、実際は高リスクです。

そこで基本ルールとして、相場が落ち着いて波が一定方向に流れているときに絞ってエントリーすることをお勧めします。レンジ内での緩やかな波や、素直なトレンド相場の方がエントリー・決済ポイントを明確に設定しやすく、勝率も安定します。

市場ごとに順張り・逆張りを使い分ける

全ての時間帯で同じ戦略を使うのは危険です。市場ごとに参加者の傾向が異なり、優位性のある戦い方も変わります。

特に東京市場は逆張り志向、欧州・ニューヨーク市場は順張り志向が強いため、この違いを理解して戦略を切り替える必要があります

具体的には以下のような使い分けが有効です。

  • 東京市場:レンジ相場になりやすく、逆張り中心が有効
  • 欧州市場:トレンド発生率が高く、順張り中心が有効
  • ニューヨーク市場:序盤は順張り、24時前後は反転狙いが有効

私自身、以前は東京時間で成功した逆張り手法をそのまま欧州時間に持ち込み、大きく負けることがありました。これは市場参加者の傾向を無視してしまった結果です。時間帯ごとの「市場の癖」を押さえ、この切り替えを徹底することで、エントリー根拠がより明確になり、勝率の向上につながります

テクニカル分析と時間帯特性を組み合わせる

時間帯の特徴を理解するだけでは勝ち切れません。必ずテクニカル分析と併用することが重要です。

例えばゴトー日でドル買いが入りやすい日でも、上位足が下目線なら上昇しないこともあります。

私は必ず、時間帯のクセを意識しつつ、トレンドラインやサポート・レジスタンスを確認します。時間帯による傾向は「こうなりやすい」というだけで、絶対ではないため、チャート形状で裏付けを取ることが不可欠です。

時間帯特性とテクニカルを組み合わせれば、根拠の重なるポイントだけを狙えるため、勝率・リスクリワードの両方を改善できます。逆に、どちらか一方だけでは精度が落ち、無駄な負けが増えるので注意が必要です

東京市場の特徴と攻略ポイント

日足の切り替わりと寄り付き後の値動きを狙う

東京市場では、夏時間6時(冬時間7時)に日足が切り替わります。この直後は方向性が出やすく、8時半の株価寄り付きや9時の東京株式市場開場に向けて動きが加速する傾向があります。初動のトレンドに乗れれば、短時間で効率よく利益を狙えるチャンスです

私も朝のチャート確認では、まずこの時間帯の動きから「今日は上目線か下目線か」を判断します。8時半〜9時の動きがその日の短期トレンドを示すことが多く、押し目買いや戻り売りの起点になりやすいです。

ただし、急な乱高下や方向感のない動きが出た場合は、無理に追いかけず見送るのが安全です。東京市場の序盤はその日の基調を作る時間帯であるため、焦らずしっかり見極めることがポイントです

仲値(9:55)とゴトー日の特性を活用する

東京時間の重要な節目として「仲値(9:55)」と「ゴトー日」があります。この2つを理解し、テクニカルと組み合わせて活用すると、東京時間のトレード精度が高まります。

仲値(9:55)の特徴

  • それまでの一方向の動きが反転しやすい
  • 東京時間の短期トレンド転換ポイントになることが多い
  • 例:8時半から上昇が続いていた場合、仲値を境に下落へ転じやすい

ゴトー日(5日・10日・25日・月末など)の特徴

  • 実需のドル買いが入りやすく、上昇傾向になりやすい
  • 特に25日・月末は動きが出やすい
  • 上位足が下目線の場合は効果が弱まる

私も25日や月末のゴトー日はロングを意識して仕掛けることが多く、成功率が高いと感じています。ただし、これらの傾向はあくまで「なりやすい」という傾向であり、絶対ではありません。

必ずチャート形状やトレンド状況を確認し、根拠を複数揃えてエントリーすることが重要です。

東京時間はレンジ傾向を前提に戦略を立てる

東京市場は、欧米市場と比べてレンジになりやすい特徴があります。

特に参加者の多くが逆張り志向のため、一定の値幅内で上げ下げを繰り返す展開が目立ちます。この傾向を理解していないと、無理にトレンドを追って負けるケースが増えます。

私の場合、上位足でレンジの上限・下限を確認し、その範囲内で反転ポイントを狙う戦略を取ります。短期足で反転の兆候が出たタイミングでエントリーし、小幅でも確実に利確していくのが有効です。

ただし、欧州時間に入るとこのレンジ傾向は崩れやすくなるため、東京時間と同じ感覚で続けてしまうのは危険です。時間帯の切り替わりとともに戦術を変える意識が必要になります

欧州市場の特徴と攻略ポイント

15時の東京株式市場引け後の初動に注目

東京株式市場が15時に引けると、それまで株価の影響を受けて制限されていた為替相場の動きが一気に解放されることがあります

このタイミングで欧州勢の早い参加者が市場に入り、方向感のあるトレンドが発生するケースが多いのが特徴です。

特に、日経平均との連動が見られるドル円では、東京時間に抑えられていた値動きが一気に上抜け・下抜けすることも少なくありません

私も15時直後の値動きは必ず注視しています。東京時間で上値が重く伸び悩んでいた通貨ペアが、株式市場終了と同時に急伸し、その初動に乗ることで短時間で大きな利益を狙える場面もあります。もちろん、必ず大きく動くわけではありません。

直前の値動きの強弱やローソク足の形、出来高の増加などを確認し、勢いがあると判断できた時だけエントリーするのが安全です。

この見極めができると、初動トレンドを逃さずに取りやすくなります。

東京時間の動きを否定する傾向を利用する

欧州市場では、東京時間の値動きをあえて打ち消すような逆方向への展開がよく見られます。

東京時間で上昇していた場合は利確売りが入り下落に転じ、逆に東京時間で下落していた場合は買い戻しによって反発上昇するパターンです。これは市場参加者のポジション調整や、新規参入の方向性が東京時間と異なることが多いのが要因です。

私もこの傾向を活用し、東京時間で大きく動いた通貨ペアに注目します

たとえば東京時間に急騰したドル円が、15時過ぎから勢いを失い始めたら、その反転下落をショートで狙うことがあります。

ただし注意すべきは、反転が一時的ではなく、そのまま強いトレンドに発展する場合です。こうした時は損切り位置を事前に決め、反転の失敗を即座に判断できる準備を整えておく必要があります。

15〜17時のトレンドは継続しやすい

15時から17時にかけては、欧州勢が本格的に参入する時間帯であり、発生したトレンドがその後も持続しやすい傾向があります

特に15時台のブレイクアウトは、短時間で終わらずに継続することが多く、デイトレードやスイングトレードのエントリーポイントとしても魅力的です。

私の場合、15時の段階で明確なブレイクが確認できたら、その方向性に合わせて押し目買いや戻り売りを仕掛けます。この時間帯は参加者が多く流動性も高いため、一度動き出すと反対方向への急な反転は少ない印象です。

そのため、短期で細かく取るよりも、流れを維持する形でポジションを持ち続けた方が利益を伸ばしやすいです。

もちろん、急変の兆しが見えた場合は早めに利益を確定する柔軟さも必要です。

19時までが勝負、NY参入前は様子見

欧州市場が最も活発なのは15〜19時までの時間帯です。この間はトレンドの継続や新規の仕掛けが多く見られますが、19時を過ぎると徐々に動きが落ち着き、ニューヨーク勢の参入まで相場が小康状態になることが多いです。

特に21時半のNY株式市場オープンまでは方向感が乏しく、無理なトレードはリスクが高まります

私はこの時間帯を「休憩時間」と位置付けています。15〜19時の間で利益を確保できたら、一旦ポジションを閉じてチャートから離れ、NY時間に向けた準備を行います。こうすることで、集中力を保ったまま次の活発な時間帯に臨むことができ、無駄な負けトレードも減ります

勝てる時間帯に資源を集中するためにも、この切り替えは非常に有効です。

ニューヨーク市場の特徴と攻略ポイント

21時半と22時半の動きに合わせる

ニューヨーク市場は、日本時間21時(冬時間22時)にスタートします。この開始直後は参加者の動きがまだまばらですが、21時半になると本格的にニューヨーク勢が参入し、相場に勢いが生まれます。さらに22時半には米株式市場がオープンし、株価の影響で為替も連動して大きく動きやすくなります。

この時間帯は方向感が出やすく、流れに沿った順張りが非常に有効です

例えば21時半以降にドル円が明確な上昇を見せたら、押し目を待ってエントリーする戦略が機能しやすいです。逆に下落方向に勢いがある場合は、戻り売りのチャンスになります。

私もNY時間の序盤では絶対に逆張りを避けています。理由は簡単で、序盤に逆方向へ入ると一気に含み損を抱え、損切りまでの距離が大きくなってしまうからです。

まずは市場が作る方向性を見極め、その流れに乗ることが勝率アップのカギになります。

24時(ロンドンフィキシング)前後の反転を狙う

ニューヨーク市場において特に注目すべきなのが、24時(冬時間は25時)の「ロンドンフィキシング」です。

これは欧州時間の取引が締めくくられるタイミングで、通貨の実需フローやポジション調整が一気に出やすく、それまで続いていたトレンドが反転するケースが頻発します

この性質は東京市場の「仲値」と似ており、短期トレードにおける絶好の狙い目です。例えばNY序盤から上昇していた相場が24時前に高値圏を形成した場合、その後の反落をショートで狙えます。反対に、下落していた相場が安値を固めた場合はロングの好機となります

私自身、夜遅くまで起きている日はこのタイミングを1分足で観察し、ダブルトップや高値切り下げ、ダブルボトムなどの形が出たら短期で仕掛けることがあります。長く引っ張らず、10〜20pips程度で利確することで、反転の勢いを取ることができます。

25時以降は無理せず撤退

25時を過ぎると、為替市場のボラティリティは急激に低下します

欧州勢もほぼ撤退し、ニューヨーク市場でも主要な動きは落ち着くため、チャートは横ばいになりやすいです。この状態で無理にエントリーしても、方向感がなく往復ビンタになる可能性が高まります。

私も昔は「もう少しだけ…」と25時以降にポジションを持ち、結局微益撤退や小さな損失を繰り返していました。しかし、動きの乏しい時間は勝率が著しく下がると気づいてからは、潔く撤退するようにしています

利益を守るためには「やらない時間を決める」ことが必要です。25時以降は分析や翌日の準備に充て、実際のエントリーは控えることで、精神的にも安定して翌日に臨むことができます

全ての時間帯で同じ戦略を使わない

FXは24時間取引できますが、時間帯ごとに値動きの特徴や市場参加者の性質が大きく異なります

東京市場はレンジになりやすく逆張りが有効、欧州市場はトレンドが出やすく順張り向き、ニューヨーク市場は序盤の勢いと24時前後の反転が狙い目です。

重要なのは、全ての時間帯で同じ戦略を使わないことです

市場ごとに「攻める時間」と「休む時間」を決め、勝ちやすい場面に集中することで無駄な損失を減らせます。また、時間帯の特性はあくまで傾向であり、必ずテクニカル分析と組み合わせて根拠を強化することが必要です。

私自身、時間帯を意識したトレードを徹底するようになってから、成績は安定し、勝ち方にも一貫性が生まれました。

この記事で紹介した各市場の攻略法を、自分の手法に合わせてアレンジし、日々のトレードに取り入れてみてください。勝率の向上と資産の積み上げに直結するはずです。

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