今回は、田中イチローさん(仮名)の投資人生について、見てみたいと思います。
イチローさんは普通のサラリーマン(今は大学生)ですが、高配当株にコツコツと投資していきます。
果たして、その投資人生の結果はどうなったのでしょうか!?
※なお、以下のストーリーは筆者が実現性が高いと考えるものですが、あくまでもフィクションです。投資は自己責任で行ってください。
イチローさんのプロフィール
・父(太郎)・母(葉子)・イチロー・妹(二葉)の4人家族
・埼玉県の戸建住宅に一家で住む。東京都心まで電車で1時間ちょっとの立地。
・小中高と公立で、私立文系の大学に通う。
・長所は、フットワークが軽いところ。
イチローさん、投資を知る
イチローさんは、大学3年生。そろそろ、就職活動も気になってくる頃です。
そんなある日、父が1冊の本を紹介してくれました。
タイトルは『世界一やさしい高配当株投資の教科書1年生』
「イチローも20歳を超えたし、投資を始めてみないか?」
父が言うには、18歳以上だと新NISAという制度が使えるらしい。
イチローさんは、意外に思いました。
これまで投資やお金について、父や母と話をしたことはありません。
父は中堅企業のサラリーマンで、同じ会社に勤めていた母と結婚。
結婚を機に、母は会社を辞めて、基本的には専業主婦だったと聞いています。
イチローさんたち兄妹が大きくなってからは、母はパート勤めをしていました。
そんな父の口から「投資」という言葉が出るとは、少し驚きでした。
父が言うには、今まで子どもたちには黙っていたけど、住宅ローンや学費・生活費などで苦労することがあったそうです。
だから、子どもたちには、若いうちから投資を始めて、配当金で人生を豊かにして欲しいとのことでした。
「正直まだよく分からないけど、あの慎重な父さんも高配当株投資を始めたみたいだし、まずは僕も投資を勉強してみよう」と、イチローさんは思いました。
イチローさん、投資を勉強する
イチローさんは、父にもらった『世界一やさしい高配当株投資の教科書1年生』を熟読して、高配当株投資について検討してみました。
ざっと一読して、イチローさんは直感的に思いました。
「これはいけるんじゃないか。」
それから、もう一度精読して、著者ショウさんのブログ「Road to 配当生活」やXアカウントをフォローして、ポストを読んだりしました。
騙されて大事なお金を失わないように、書かれていることを鵜呑みにせず、自分の頭で何度も考えました。
イチローさんは思いました。
●配当金ほど、魅力的で完全な “不労所得“ は他にないように思う。
だって、高配当株を買って、あとは持ってるだけで配当金がずーーーっと何十年も入金されるんだから。
配当金は、自分の人生にとって、大きな武器になるはず。

●“高配当株投資は減配さえ避ければ負けることはない” ってのは確かにそうだな。
減配以外のケース、つまり増配または配当維持なら負けない、必勝だ。

●減配しない “累進配当ブラザーズ” は、魅力的に感じる。
配当利回りが3%~4%程度もある上に、累進配当ブラザーズは三菱商事や三井住友FGのような超大企業だ。
大きな損をする確率は低そうだし、自分のような投資初心者でも、安心して投資できそう。

● “増配率=株価上昇率“ が大体成り立つという理屈は納得できる。
だから、高配当株投資では、インカムゲイン(配当金)もキャピタルゲイン(株価上昇)も、両方とも得られるはず。

●新NISA制度を使えば、配当金や株式売却益にかかる税金が、無期限でずっと非課税になるんだな。個人投資家にとって、圧倒的に有利な制度だと思う。

●一番気になるのは、大事なお金を失うリスクだ。投資は自己責任だから、ここはしっかり考えないといけないな。
結論としては、次の点から、リスクは比較的低めに抑えることができると思う。
・投資対象は、累進配当ブラザーズ=優良な超大企業を中心にする。
・長期的には、株式市場は右肩上がりで上昇する。
・配当金を受け取ることで、投資したお金を少しずつ回収できる。
・高配当株は、高い配当利回り自体が株価下落にブレーキをかける。

最終的に、イチローさんは、高配当株にコツコツと長期投資することに決めました。
ただし、イチローさんは今は大学3年生。
これから卒業まで、就職活動や卒業論文などで、いろいろ忙しくなります。アルバイトで稼げるお金も少ないし、残りの大学生活も楽しみたい。
なので、大学生のうちに、ネット証券の口座と新NISAの開設手続きだけは済ませておいて、投資は大学卒業後、社会人になってからスタートする方針にしました。
「その2」へ続く。Coming Soon!
ゆるやかに配当生活中のショウでした!

